人気のドラクエがマインクラフト風の箱庭ゲームに!
と発売発表された時のイメージは「?」で正直期待してなかったんです。
しかし、フタを開けてみると、そこには懐かしいけど新しいドラクエが待っていました!
まず設定からして非常に面白い。
ドラクエファンなら誰もが知るシリーズ第1作のラスボス、「竜王」が、勇者に囁く魔の誘惑。
「仲間になれば世界の半分を与えよう」という誘いを断って勇者は竜王を倒し、世界は平和になる訳ですが。
そこで勇者が仲間になっちゃったら…という「もしも」の世界のアレフガルドが今回の舞台。
世界は闇に包まれ、草木は枯れ、生きる気力を無くし彷徨う人々。
そこに現れたのが今作の主人公、「ビルダーズ」という物作りが出来る唯一の存在。
ブロック積んで壁を作って、扉や灯り、ベッドなどで部屋を作り。
料理もしちゃうし薬も作る、剣や盾はモチロン爆弾大砲やなどの武器も作っちゃうし、
最強の「超激突マシン」というカートのような乗り物は、性能さながらネーミングセンスが思わず笑ってしまうユニークな部分も良いです。
そうやって次々に人々の要望を叶えていく主人公の周りには自然と人が集まり、
また住民たちが個性的で、憎めないヤツばかり。
1章ごとに舞台が変わるので、住民とも折角作った建物やアイテムとサヨナラしなきゃいけないのが、とても辛かったです。
ゲームシステム自体、とても楽しいのに更に盛り上げてくれるのは、懐かしいBGMとモンスターたち。
「あー、これあのときの曲だー!」とシリーズファンならにんまりしてしまう歴代シリーズの曲が満載。
特にシリーズ1~3のロトシリーズファンには嬉しい。
そしてモンスターも、スライムやドラキーをはじめ、なじみ深い敵ばかり。モンスターたちが3Dでぴょこぴょこ動き回る仕草は感動ものです。
クリアした後も楽しめる、フリーモードではかなり自由度が高く、敵がいないマップでゆっくり物作りが楽しめます。
自分が作った建物を公開できたり、他の人が作った建物を配置できたりとお楽しみ要素満載。
他の人の建物を見ると、「あー、こういうアイデアもあるのか~」と感心することも多いんですよね。
まったりといつまでも遊べちゃう良作だと思います。
早くも続編に期待してます。